TOYOTA GAZOO Racingのチャレンジプログラムで欧州修行中の勝田貴元選手から、先日行われたフランス選手権のオンボードビデオが届きました。
「この日は終始ブレーキのトラブルに見舞われていましたが、うまくアジャストできたと思います」という勝田選手。フォード・フィエスタR2で、2番手に8.1秒差をつけるクラストップタイムを獲得したSS12のオンボードです。「終盤のハイスピードナローセクションが楽しかった」との頼もしいコメントも。
このラリーで勝田選手は、デイ1をSS2でのスローパンクチャーにより出遅れてしまいますが、デイ2では設定された8本のうち5本のSSでクラストップタイムを記録。最終的にクラス6位まで追い上げ、地元フランスの選手たちをも驚かせる速さを披露しました。
今後のプログラムは、マシンを再びフィエスタR5に乗り換え、ポルトガル、イタリア、フィンランドとWRCのグラベル戦を中心に参戦し、その合間にフィンランドの国内選手権をこなすスケジュールとなっています。そして、今年最大のハイライトは、最後に予定されているWRCスペイン。いよいよ勝田選手が得意とするターマックラリーに、R5マシンで挑むことになります。